こんにちわ。子育て転職サラリーマンの神野純(@kamino)です。
昭和の時代では、車と家を買う事で、やっと一人前になるという風潮でしたが、
令和の時代になる現代では、賃貸派も増えてきました。
議論テーマとしてよくある、「持ち家派と賃貸派、どちらが良いのか?」について、本記事で書きます。
早速ですが、結論です。
「どちらでも良い。というか、正解なんてない。」
なので、もうこの議論辞めにしませんか?
では、なぜ正解がないのでしょうか?
持ち家派と賃貸派の正解がない理由①:
前提条件が弱いから議論の意味がない
不動産はスーパーで売っているような商品とは違い、1点ものです。
同じ場所にある同じ建物はこの世に一つしかありません。
議論している「持ち家」は、どの場所にある、どの建物なのかが、明確になってないので、議論する上で前提条件が不明確すぎて、議論しても無駄です。
今後どんどん需要がなくなっていくであろう、地方の家であれば、資産価値が下がっていくだろうし。
都内の一等地であれば、資産価値が下がりにくく、もしかしたらさらに上がるかもしれません。
「持ち家」の前提が地方の需要が全然ない場所・建物であれば、資産価値が下がり、売った場合、損することになるので、賃貸の方がよいでしょう。
但し、資産価値が下がっても、ずっと住むので、売らないということであれば、持ち家でも良いかもしれません。
「自分のこだわりの間取りにしたい」という場合は、持ち家という選択肢しかないですしね。
議論の際は、少なくとも以下の前提条件を明確にする必要がありますね。
- 持ち家の場合は、どの場所・どのような建物か?そして、今後資産価値が上がりそうか?
- 持ち家の場合は、ずっと住み続ける前提であるか?
持ち家派と賃貸派の正解がない理由②:
将来どうなっているか分からないから
不動産で持ち家の場合、長期的にみて、買ってよかったかどうかが決まります。
その期間でいうと、住宅ローンの期間である35年後が一般的です。
今の35年前の1984年(バブル前)の時に、不動産のバブルが来て、さらにはバブル崩壊すると誰が予想できたでしょうか?
長期スパンでは、思いのよらぬことは起こり、市況や環境は変わるものです。
極端な例だと、35年後には家を持たず、ホテルを転々とするライフスタイルが一般的になる可能性だってあります。
つまりは、持ち家派と賃貸派のどちらが正解だったか分かるのは、35年後です。
現時点で正解はどっちだと議論しても、正解は分かりません。
補足:持ち家派と賃貸派のメリット・デメリット
「持ち家派と賃貸派の正解はない」という結論では身も蓋もないので、それぞれのメリット・デメリットを挙げます。
各自の考え方やライフスタイルに合わせて、選択すればよいでしょう。
持ち家派
■メリット
・間取りが自由にできる。
・資産価値が上がれば、売った時儲かる。
・所有欲を満たせる
■デメリット
・引っ越しする場合は、売却か貸す必要があり、面倒。
・資産価値が下がれば、売った時損をする。
賃貸派
■メリット
・引っ越しが容易。
・不動産の価格が下がっても影響を受けない。
■デメリット
・自分が思うような間取りにはできない。
まとめ
最後に一つ言いたいのは、持ち家は、不動産を購入することです。
ほとんどの場合は、住宅ローンを使って、価格が変動する不動産を購入するわけです。
つまりは、持ち家を買うことも投資なのです。
人からお金を借りて、株式投資しているのとあまり変わりません。しかも多額です。
持ち家を買う場合は、株式投資と同じ感覚で、今後価格が上がりそうであるかも検討した上で、持ち家を購入すべきだと考えてます。
自分は、持ち家派でも、賃貸派でもなく、賃貸併用住宅派です。
(記事の最後で、こんなことを言うのもあれですが。。)
賃貸併用住宅については、以下の記事をご覧ください。